このシリーズでは、Android と Google Play の製品情報で、日本の皆さんに特に重要な記事を見やすくお届けするために、 グローバルで発表された 2 週間分のブログ記事の URL を、1 つのブログ記事にまとめます。
*リンク先は英語の記事になります。お手数ですが Chrome ブラウザの翻訳機能などを使って、投稿を日本語でご確認ください。
Android
タイルベース レンダリング ハードウェアにおいてマルチサンプリング アンチエイリアシングを無料で実行する (Multisampled Anti-aliasing For Almost Free — On Tile-Based Rendering Hardware)
SoundCloud が Jetpack Compose を使用し、45% 少ないコーディングでより多くの画面に対応 (SoundCloud supported more screens using 45% less code with Jetpack Compose)
I/O ‘24 で発表された Jetpack Compose の最新情報 (What’s new in Jetpack Compose at I/O ‘24)
Android が Kotlin Multiplatform をサポートし、モバイル、ウェブ、サーバー、デスクトップのプラットフォーム間でビジネス ロジックを共有 (Android Support for Kotlin Multiplatform to Share Business Logic Across Mobile, Web, Server, and Desktop Platforms)
I/O '24 で発表された Android 開発ツールの最新情報 (Google I/O 2024: What’s new in Android Development Tools)
Google I/O '24 : 大画面対応に関する包括的な発表 (Get the big picture with Large Screens at Google I/O 2024)
Android 15 ベータ版 2 (The Second Beta of Android 15)
Wear OS における Watch Face のアップデート情報 (Latest updates for watch faces on Wear OS)
Android Health の最新機能でアプリを向上させる (Level up your apps with the latest features from Android Health)
I/O '24 で発表された Wear OS の最新情報 (What’s new in Wear OS - I/O '24)
Google I/O '24 : Jetpack Compose で、さまざまな画面に対応させる (Scaling Across Screens with Jetpack Compose @ Google I/O ‘24)
自動車向け Android : より多くのアプリを車に (Android for Cars: Bringing more apps to cars)
Google TV と Android TV OS について知っておくべきすべてのこと (Everything you need to know about Google TV and Android TV OS)
Home APIs : すべてのデベロッパーがスマートホーム開発を行えるようにする (Home APIs: Enabling all developers to build for the home)
Google Play
I/O ‘24 で発表された Google Play の最新情報 (I/O 2024: What's new in Google Play)
Android / Google Play
Android デベロッパーが知っておくべき Google I/O で発表された 15 のこと (15 Things to know for Android developers at Google I/O)
Google Devs Japan の X (旧 Twitter) をフォローして、今後のアップデートをお見逃しなく!
Posted by Tamao Imura - Google Developer Marketing Manager, Japan
Jetpack Compose コンパイラが Kotlin リポジトリに移動 (Jetpack Compose compiler moving to the Kotlin repository)
Gemini in Android Studio など : Android Studio Jellyfish が安定版に (Gemini in Android Studio and more: Android Studio Jellyfish is Stable!)
Android におけるヘルスの進化 : Google Fit API から Android Health への移行 (Evolving Health on Android: Migrating from Google Fit APIs to Android Health)
Navigation Compose と型安全 (Navigation Compose meet Type Safety)
Google Play のアプリの品質条件を満たすための Wear OS アプリ向けのツールとライブラリ (Tools and libraries to help your Wear OS app satisfy Google Play app quality requirements)
Now in Android #104 (Now in Android #104)
Android Studio のより迅速で集中的なアップデート (More frequent, focused updates for Android Studio)
Google Play SDK Console でより良く、安全な SDK を利用する (Build better, safer SDKs with Google Play SDK Console)
Google I/O をお楽しみに : プログラム ラインナップが公開 (Get ready for Google I/O: Program lineup revealed)
この記事は Sara Hamilton による Android Developers Blog の記事 " Leading Health and Fitness Apps Roll Out Health Connect Integrations " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
アプリ デベロッパーの皆さんは、昨年導入されたヘルスコネクト (英語) を使って、健康とフィットネスのデータを共有するプラットフォームに早期アクセスできます。このプラットフォームは、ユーザーの同意のもと、Android デバイスをまたいでデータを安全に共有するもので、Samsung と連携して開発しています。この仕組みにより、アプリ間の接続がシンプルになり、ユーザーは一元的にプライバシーを管理できるようになります。今回、プライバシー設定を集中的に管理する場所として、ヘルスコネクト(ベータ版)アプリを Google Play でダウンロードできるようにしています。細かい制御によってどのアプリがどの時点でデータにアクセスするかを確認できます。
2022 年 11 月 14 日以降、10 以上の健康、フィットネス、ウェルネス関係のアプリで、このプラットフォームとの連携機能が公開されています。これらのアプリには、ヘルスコネクトの先行ユーザーである MyFitnessPal、Oura、Peloton も含まれています。
この連携機能の第 1 弾を通して、ヘルスコネクトがデベロッパーに多くの重要なメリットをもたらしていることがわかっています。
健康とフィットネスのアプリ同士が相互に連携できるようになることで、それぞれのアプリが質の良い総合的な健康情報をユーザーに提供できるようになります。
これまでは、複数の API 接続を駆使しなければ別のアプリとデータを共有できなかったため、連携機能の開発やメンテナンスには費用がかかっていました。それがデベロッパーのデータ共有能力の足かせになっていたため、ユーザーが別のアプリでデータを活用するのは困難でした。
ヘルスコネクトを使うと、新しいアプリとの連携機能はヘルスコネクトから新しいデータを読み取るだけで簡単に開発できます。新たな連携機能を開発する必要はありません。
たとえば、Android ユーザーは、Oura、MyFitnessPal、WeightWatchers、Lifesum といったアプリで Peloton ワークアウトを同期したりその実績を反映したりできるようになります。ヘルスコネクトとの連携機能が 1 つあるだけで、Peloton メンバーはワークアウトの統計情報を健康サポートアプリのエコシステム全体に共有できるようになります。
ヘルスコネクトには標準データスキーマがあり、6 つのカテゴリで 40 種類以上のデータがサポートされています。スキーマは直感的に利用でき、エクササイズ、睡眠管理、バイタルサインなどのさまざまなユースケースに対応しています。ヘルスコネクトに格納されているものであれば、どんな種類のデータでも数行のコードだけで読み書きできます。さらに、ヘルスコネクトは複雑な集計もサポートするので、アプリのユースケースに合わせて自由自在にクエリをカスタマイズできます。
「当社のエンジニアは、既存のアーキテクチャを簡単にヘルスコネクトの API に対応させ、栄養、水分補給、運動、歩数といったユーザーの健康データを読み書きすることができました。この連携機能があれば、ヘルスコネクトに書き込みを行うすべてのサードパーティ製アプリのデータも利用できるので、ユーザーの選択肢が広がります。同時に、細かな権限設定でどのデータを共有するかを選べるので、ユーザーの柔軟性も向上します」
– MyFitnessPal の最高技術責任者、Jason Peterson 氏
これまで、ユーザーは複数のアプリを開いてデータの権限を管理しなければなりませんでした。また、権限管理の UI はデベロッパーが自前で準備する必要がありました。
ヘルスコネクトを使うと、ユーザーは 1 か所で簡単に権限を管理でき、細かい制御によってどのアプリがどの時点でデータにアクセスしているかを確認できます。
デベロッパーにとって、ヘルスコネクトは権限管理ハブであり、すぐに設定して使える詳細な権限 UI です。
さまざまな種類のデータが示された詳細権限画面
たとえば、Signos はヘルスコネクトを使った権限チェックを簡単に設定できました。「うれしい驚きの 1 つは、ユーザーのオンボーディング UX でした」と Signos のデベロッパーである Jake Smith 氏は話します。「簡単に挿入できるコードで権限を設定できるので、ユーザーにもメリットがあります」
多くのデベロッパーがすでにヘルスコネクトとの連携をしています。ユーザーに高度な情報を提供できるチャンスを見逃さないように、ぜひヘルスコネクトを導入してください。ドキュメント、便利な動画チュートリアル (動画/日本語字幕あり) 、コードサンプルを確認し、さっそく今日から開発を始めましょう!