このシリーズでは、Android と Google Play の製品情報で、日本の皆さんに特に重要な記事を見やすくお届けするために、 グローバルで発表されたブログ記事の URL を、1 つのブログ記事にまとめます。
*リンク先は英語の記事になります。お手数ですが Chrome ブラウザの翻訳機能などを使って、投稿を日本語でご確認ください。
Android
Android WebView における ユーザー エージェントの削減 (User-Agent Reduction on Android WebView)
Vulkan 1.4 : アプリのロードの高速化、スタッターとメモリ使用量の低減 (Vulkan 1.4: Faster app loads, less stutter and less Memory Usage)
Android XR SDK デベロッパー プレビューの紹介 (Introducing Android XR SDK Developer Preview)
Reddit がベースライン プロファイルと R8 を使用したことでアプリの起動速度を 50% 以上改善 (Reddit improved app startup speed by over 50% using Baseline Profiles and R8)
Now in Android #112 (Now in Android #112)
16KB ページサイズのデバイスに対応したアプリを準備しよう (Get your apps ready for 16 KB page size devices)
CameraX 1.4.0 の最新情報と Jetpack Compose サポートについて (What's new in CameraX 1.4.0 and a sneak peek of Jetpack Compose support)
Instagram が暗い中でも美しい写真を撮れるようにした方法 (How Instagram enabled users to take stunning Low Light Photos)
Android 16 デベロッパー プレビュー 2 (The Second Developer Preview of Android 16)
Compose Tips for Delightful UI — 2024 年の総括 (Compose Tips for Delightful UI — ’24 wrap up)
Media3 1.5.0 — 最新情報 (Media3 1.5.0 — what’s new?)
Spotlight Week : Android カメラとメディア (Spotlight Week: Android Camera and Media)
パフォーマンス クラスにより Google Maps のプレミアムな体験を提供 (Performance Class helps Google Maps deliver premium experiences)
Jetpack Compose で CameraX をはじめよう (Getting Started with CameraX in Jetpack Compose)
Android Studio Ladybug Feature Drop が安定版に (Android Studio Ladybug Feature Drop is Stable!)
より信頼性とパフォーマンスの高いメディア編集ユースケースをサポートするためにアプリで Transformer を採用 (Apps adopt Transformer to support more reliable and performant media editing use cases)
Tap to focus : Jetpack Compose で CameraX の進化をマスターする (Tap to focus: Mastering CameraX Transformations in Jetpack Compose)
Google Play
Google Play からのお知らせ : Google Play の次のステージ (Notes from Google Play: The next phase of Play)
#WeArePlay|スポーツ関連のアプリやゲームのデベロッパーを紹介 (#WeArePlay | Meet the people building sport apps and games)
#WeArePlay の 2024 年の総括 (Celebrating Another Year of #WeArePlay)
Google Devs Japan の X (旧 Twitter) をフォローして、今後のアップデートをお見逃しなく!
Posted by Tamao Imura - Google Developer Marketing Manager, Japan
この記事は Jacob Lehrbaum による Android Developers Blog の記事 " Working Towards Android App Excellence " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
すばらしいアプリ体験は、ビジネスにもすばらしい成果をもたらします。実際、Google Play に5 つ星の評価を残した Android アプリユーザーの約 3 分の 1 が、アプリ体験の質*1つまり、スピードやデザイン、ユーザビリティに触れています。Google では、すべてのデベロッパーが優れたアプリの開発を実現し、ユーザーの獲得、維持、収益化を果たせるようなサポートを提供したいと考えています。
では、「優れたアプリ」とは何でしょうか。これは遠い目標のように聞こえるかもしれませんが、多くのアプリでも手が届くところにあります。その第一歩となるのは、ユーザーにフォーカスし続けることです。具体的には、直感的なユーザー エクスペリエンスでアプリの主要機能にできる限り早く到達できるようにすることです。しかし、これはまだ始まりに過ぎません。優れたアプリにはすべての画面や操作に一貫性があり、使うデバイスによらず快適に動作します。アプリ開発に携わっているあらゆるメンバーがアプリ体験に集中すれば、優れたアプリの開発が実現できます。
優れたアプリの開発を阻むものの 1 つが、曖昧で不明確な責任分担です。クラッシュや読み込み時間など、アプリの質を測る主な指標の中には、エンジニアリング チームなどの社内の 1 グループの責任であると見なされるものがあります。しかし、業界のトップクラスの組織の方々にどのようにして優れたアプリの開発を実現しているか聞いたところ、*2エンジニアリング、デザイン、プロダクト、ビジネスの各チームが共通の目的に向かって連携する、部門間の協力的なアプローチが重要であることが明確になりました。
では、優れたアプリ開発のための裏側にある内部的なベスト プラクティスはどのようなものでしょうか。
ビジネス側の立場に立って「競合他社のアプリは私たちのアプリよりも速いので、読み込み時間を 5 秒から 4 秒に短縮する必要がある」と私から言えるので会話がよりスムーズです。クロス プラットフォーム アプリのソフトウェア エンジニア
ビジネス側の立場に立って「競合他社のアプリは私たちのアプリよりも速いので、読み込み時間を 5 秒から 4 秒に短縮する必要がある」と私から言えるので会話がよりスムーズです。
クロス プラットフォーム アプリのソフトウェア エンジニア
優れたアプリは、ビジネスの成果につながります。新機能の追加はすばらしいことですが、それでアプリの起動時間が遅くなったり、デバイスの容量を使いすぎたりすると、アプリの使用頻度が減り、やがて削除される結果をうみます。多くの場合、エンジニアは品質問題がビジネスの成果に与える影響を定量化することで、全社的に品質を重視する体制を構築しています。具体的には、次の方法で定量化しています。
機能(ユーザー ジャーニーの各ステージ)を担当するチームを編成している企業は、サポートするそれぞれのオペレーティング システム全体で一貫した操作を提供し、新しいアプリや機能を市場に投入するまでの時間が短くなり、すべてのお客様に優れたアプリ体験を提供できる可能性が高くなります。多くの場合、このようなチームは、エンジニア、マーケティング、UX、プロダクトなどの機能を横断するグループです。そして、あらゆるデバイスやプラットフォームで、機能やユーザー ジャーニーのステージ*3を成功させる責任を担います。この構造により、優れた体験や機能レベルが実現できるだけでなく、機能領域を超えた統一目標ができます。また、縦割りを減らして、特定の目標に集中的に対処することにもつながります。
ビジネス目標を重視するチーム構成により、ユーザーに対するフォーカスが高まる
ユーザーの大半が特定の種類のデバイスを使っている場合、主なデバイスとして同じスマートフォンやタブレット、スマートウォッチを使えば、ユーザーがどのような体験をしているか理解が深まるでしょう。特にこれが当てはまるのは、多くユーザーの日々の体験に影響を与える意思決定が求められる組織の経営幹部です。たとえば、Duolingo はこれを自社の DNA に組み込んでいます。ユーザー ベースの大部分と同様の環境を作り出すために、CEO も含む、すべての Duolingo の社員は、エントリーレベルの Android デバイスのみを使っているか、あるいは使える状態にあります。
ビジネスを成長させるうえで、品質および優れたアプリの開発に対するユーザー中心のアプローチは欠かせません。優れたアプリの開発を実現する方法を詳しく学びたい方は、実用的なヒントを含むケーススタディをご覧ください。また、Android App Excellence (英語) のページにアクセスし、ぜひ App Excellence Summit に参加してください。(事前登録制です)
今後のブログ投稿では、優れたアプリの開発を実現する 2 つの要素について詳しく取り上げる予定です。具体的には、アプリ パフォーマンスとそれによるユーザー行動への影響、そして複数のデバイス間のシームレスなユーザー エクスペリエンスの開発です。こちらのページから Android デベロッパー向け ニュースレターに登録すると、次号の発行時に通知が届き、Android チームからの最新ニュースや知見を得られますので、ぜひご登録ください。
注
1. 2021 年の Google Play 内部データ
2. 2021 年の Google App Quality Research
3. アプリを使ううえで、それぞれのユーザーが体験する一連の手順を「ユーザー ジャーニー」と呼びます。ユーザー ジャーニーのステージの例として、インストール、オンボーディング、エンゲージメント、リテンションなどがあります
Reviewed by Tamao Imura - Developer Marketing Manager, Google Play