日本のデベロッパーの方へ Google Play や Android に関する最新情報をお届け
Google Play の新しい機能を使った定期購入の拡大と最適化
2018年8月1日水曜日
この記事は Google Play プロダクト マネージャー、Larry Yang、Angela Ying による Android Developers Blog の記事 "
Grow and optimize your subscriptions with new Google Play features
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Google Play の定期購入は引き続き
大幅に拡大
しており、定期購入者は前年比で 80% 以上増加しています。
I/O 2018
では、定期購入の障壁を下げるためのいくつかのユーザー エクスペリエンスの改善や、自在なビジネス運営を実現できるツール群について発表しました。
定期購入者にとってさらに管理しやすく
定期購入によってたくさんの価値がもたらされます。しかし、私たちが行った調査から、キャンセルできずに定期購入から「抜け出せなくなる」ことに対する恐怖や、どのくらいの額を使っているかわからなくなるという不安が、ユーザーにとってアプリの定期購入を躊躇させる要因になっていることがわかりました。この恐怖に対処するため、ユーザーが Google Play の定期購入を一元的に管理できる新しい
定期購入センター
を先日リリースしました。
ユーザーは、この定期購入センターから以下のことができます。
すべての定期購入の詳細やステータスを見る
バックアップとなる支払い方法の設定を含む、支払い方法を管理および更新する
定期購入を更新する
キャンセルした定期購入を再開する
定期購入をキャンセルする
さらに、キャンセル理由をデベロッパーにフィードバックするため、ユーザーが定期購入をキャンセルした際に、
キャンセル時アンケート
が表示されるようになりました。今のところ、キャンセル時アンケートのデータは、
サーバーサイド API に対してクエリを実行する
ことで確認できます。
新しいサブスクリプション センターには、空の状態で [Get Started] リンクが表示されるので、ユーザーはローカライズされた選りすぐりの定期購入アプリを見つけることができます。
定期購入センターのリリースに合わせて、新しい
ディープリンク
もリリースしています。これを使うと、ユーザーはアプリ、メール、ウェブから直接定期購入の管理画面を開くことができます。これを実装するには、パッケージ名と SKU を使ってディープリンクを作成し、ボタンやリンクとしてアプリの好きな場所に追加します。詳細については、
Android のデベロッパー向けウェブサイト
をご覧ください。
デベロッパーのできることが増加
ユーザーのエクスペリエンス向上に加えて、デベロッパーの皆さんの
ビジネス運営の柔軟性向上
に役立つ新しいツール群もリリースしています。特に多くのリクエストが寄せられている機能に、価格の変更があります。近日中に、Google Play Console で簡単な操作をするだけで、価格の変更を受け入れるかどうかをユーザーに尋ねることができるようになります。まったく新しい SKU を設定する必要はありません。ユーザーには、Google Play からメール、プッシュ通知、アプリ内メッセージングで変更が通知されます。ユーザーが更新日までに同意しない場合、定期購入がキャンセルされます。この機能の早期アクセス プログラムへの参加を希望する方は、
こちらからお申し込みください
。
その他にも、定期購入関連のビジネス運営に役立つ次の機能が I/O でリリースされました。
ユーザーの有効期限を変えずに定期購入をアップグレードする
Play Console から一部払い戻しを行う
最新のものだけでなく、特定の定期購入の更新の払い戻しを行う
サーバーサイド API で注文 ID を使用する
Google Play Developer API と合わせて
Refund API
を使用する
これは、今年既に発表された、
テスト用の更新間隔の短縮
と
柔軟なお試し価格の設定
に続く改善です。
これらすべての機能を簡単に実装するには、I/Oで
バージョン 1.1
がリリースされた
Google Play Billing Library
を使います。この課金ライブラリは、AIDL ファイルの上位にあたる抽象化レイヤーです。ビルド依存関係ファイルをアップデートして次にアプリをコンパイルするタイミングで、API のアップデートが自動的に取得されます。価格の変更と、有効期限を変えないアップグレードおよびダウングレードは、この課金ライブラリでのみ利用できます。この点は、今後のリリースでも変わらない予定です。
すべての人にメリットを
すばらしいユーザー エクスペリエンスを構築することが、高品質の定期購入者ベースを作ることにつながると、私たちは強く信じています。この目的のため、ビジネスの運営を改善するツールやインサイトを提供いたします。それを活用すれば、ビジネスやお客様にとって最適なことを実現する柔軟性を手にすることができるでしょう。
Reviewed by
Hak Matsuda - Developer Relations Team
ラベル
#11WeeksOfAndroid
17
AI
1
Android
37
Android 10
1
Android 11
18
Android 11 Compatibility
1
Android 9
1
Android App Development
23
Android Architecture
1
Android Architecture Components
1
Android Dev
1
Android Developer
25
Android Developers
2
Android for cars
2
Android Jetpack
2
Android O
1
android security
5
Android Studio
7
Android Tools
2
Android TV
2
AndroidX
1
App Bundle
2
Best Apps 2020
1
Best games 2020
1
Best Practices
1
Biometrics
1
Buildbetterapps
2
case study
1
compatibility
1
Compose
1
Conversation API
1
conversations
2
COVID-19
1
Custom Model
1
dark theme
1
Delegation
1
Design Patterns
1
Developer Review
1
Developers Story
4
Featured
20
Firebase
1
Firebase Remote Config
1
game
2
Google Play
37
Google Play App Safety
1
Google Play Billing
1
Google Play Billing Library
1
Google Play developer distribution agreement
1
Google Play Developer Policies
2
Google Play Devs
2
Google Play Game Services
1
Google Play Store
1
GPS
1
IGF2020
6
Indie Game
7
Indie Games Festival
7
Indie Games Festival 2020
7
Insights
1
Japanese
12
Japanese Developer
8
Jetpack
2
Jetpack Compose
2
Kotlin
10
Kotlin Android Extensions
1
Kotlin Beginners
3
Kotlin Vocabulary
2
latest
17
lifull
1
Location
1
Location Data
1
Machine Learning
1
Mad Skills
2
MADSkills
2
Material Design
1
mikan
1
ML
1
ML Kit
1
Model Maker
1
monetization
2
Navigation
1
notifications
1
Now in Android
12
people
2
People API
1
permissions
1
Pixel
1
Play Billing
1
Play Console
9
Policy
8
policy compliance
8
policy violations
8
privacy
4
Requirements
2
safety
1
Security
3
subscriptions
4
tapple
1
TensorFlow
2
TensorFlow Lite
1
Wear OS
1
ブログ アーカイブ
2021
1
2020
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
2019
12
9
7
6
4
3
2018
8
Feed
Follow @googledevjp
"プロダクトに関するご意見は
プロダクトフォーラム
にお願いします"