日本は、アプリやゲームのデベロッパーの皆さんにとって、とても特色のある国の 1 つです。大多数の人が 4G 以上のサービスを提供している携帯会社と契約していますし、強く、安定しているモバイルネットワークを使い、自宅や学校、電車に乗っている時にスマートフォンでアプリやゲームを楽しんでいます。特に首都圏や大阪、福岡のような大都市では電車・地下鉄は便利な移動手段で、昨今の状況以外では、だいたい毎日多くの人が電車や地下鉄に乗っていて、スマートフォンをいつも 10分 未満から長い場合は 1 時間半以上も使っています。加えて、多数の人が高いサービス品質やユーザー対応に期待を寄せています。
日本の市場でアプリやゲームのビジネスをもっと拡大するには、とても短い時間であっても、長時間であっても楽しめてなおかつ高品質である製品を開発する必要があるでしょう。
tapple誕生、LIFULL HOME’S、mikan がどのようにアプリを改善し、より良いサービスの提供を行ったか事例をぜひご覧ください。
株式会社マッチングエージェントが提供する
tapple誕生 は ユーザー数 500 万人、2 億以上のマッチングを実現しています。非常に意欲的なビジネスの目標を掲げ、会員のライフタイム バリュー(LTV)の最大化を行うために
Google Play の定期購入、
Firebase Remote Config、 Firebase A/B Testing を活用してテストを重ね、2017 年から 2019 年にかけて
LTV を 30% 高めることに成功しました。
株式会社LIFULL は日本と 57 カ国で不動産情報サービスを提供し、ウェブサイトとアプリ
LIFULL HOME’S を日本国内向けに公開しています。コンバージョンとアプリ継続率の向上のために、ダークテーマの導入を検討してテストを重ねた結果
アプリ継続率を 10% 以上高めることに成功しました。 テスト環境の構築は Android API と Android Studio のプレビュー モードを使用して短期間で行い、続いてダークテーマを導入したアプリのユーザビリティについてマテリアル デザイン リソースのカラーツールを活用してデザイナーが検証を行いました。
株式会社 mikan は、「1 億総バイリンガル」をミッションに掲げる
日本のスタートアップ企業です。この目標を達成するため、同社はこれまでに 15 種類以上の学習アプリを開発してきました。2014 年の創業時にリリースした最初の英単語学習アプリは、わずか 3 日間で 10 万件を超えるダウンロードを記録しましたが、以降課題となったのは、アプリの収益化を行い、ビジネスの成長を維持し、目標を達成することでした。そこで、
Firebase Remote Config を使用して、Android での A/B テストを実施。ユーザーにとって最も魅力的な価格と定期購入の期間を調査した結果、8 か月間でユーザーの 70% 以上が 1 年プランを選択し、安定した収入源となっています。
ご紹介した 3 社のケーススタディからは、アプリを公開した後にマネタイズ(収益化)とユーザーの利便性を向上することは、ビジネスの成功に不可欠であることがわかります。
私たちは引き続き開発者向けのツールと
Google Play ポリシーの変更を通じて、定期購入やダークモードなどを活用したビジネスの成長をサポートしていきます。また、定期購入の円滑な導入や最適化に欠かせないテストツールも提供しています。
Posted by Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC