この記事は Chet Haase による Android Developers - Medium の記事 "Now in Android #33" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。


Android 開発の最新ニュースやトピックをご紹介する Now in Android。今回は MAD Skills のミニシリーズ Kotlin+Jetpack と MotionLayout、AndroidX、Hilt と WorkManager に関する最新のブログ記事・動画・関連ドキュメント、MotionTags スクリーンキャスト、WindowManager についての ポッドキャスト エピソードなどをご紹介します。

Now in Android #33 の動画とポッドキャスト

今回の Now in Android は、動画とポッドキャストでもお届けします。内容は同じですが、読む量は少なくて済みます。このブログ記事版には、取り上げているすべてのコンテンツへのリンクが掲載されていますので、ぜひご覧ください。

動画

ポッドキャスト

下のリンクをクリックするか、お気に入りのクライアント アプリでポッドキャストをサブスクライブしてください。

MAD Skills(最先端の Android 開発): Kotlin と Jetpack

最先端の Android 開発に関する技術コンテンツを扱う MAD Skills シリーズが続いています。

前回の Now in Android の後、リアルタイム Q&A をもって Kotlin と Jetpack API の利用に関するミニシリーズが完結しました。たくさんのご質問お寄せいただきありがとうございました。ぜひ録画をご覧ください。

いつものように、まとめのブログ記事(英語)には、すべてのエピソードの動画と記事、そして関連技術へのリンクを掲載しています。


MotionLayout

MADSkills で新しいミニシリーズが始まりました。Sean McQuillan が、高度な UI アニメーションを作成できる MotionLayout API と Motion Editor ツールについてお話ししています。MotionLayout は Android の Transition API と似たような機能を提供しますが、はるかに柔軟性が高く強力で、高度なカスタム アニメーションを実現できます。さらに、複雑なアニメーションをとても簡単に作れる抜群のビジュアル エディタも搭載しています。

ConstraintSet アニメーション

この動画では、ConstraintSet を使って異なる状態を定義し、その状態間で UI をアニメーションさせる方法を紹介しています。Android Studio で Motion Editor を使って遷移を作成、編集する方法について、Sean が説明しています。

キーフレーム

このエピソードでは、MotionLayout アニメーションで Keyframe を使い、さまざまなプロパティの値を時間とともに変化させてアニメーションをカスタマイズする方法を説明して

います。たとえば、オブジェクトが開始点と終了点の間を移動する場合、デフォルトでは直線上を移動しますが、キーフレームを使うと経路を変えることができます。

複数の ConstraintSet

3 つ目のエピソードでは、Sean がデフォルトの 2 つ(開始と終了)に加えてさらに ConstraintSet を追加し、開始と終了の間で複数の状態を経由する複雑なアニメーションや遷移を作成する方法について説明しています。

ミニシリーズ MotionLayout のエピソードはまだまだ続きます。YouTube のプレイリストからご覧ください。MotionTags のYouTube プレイリストもチェックすることをおすすめします。MotionLayout API の特定の領域を詳しく取り上げたスクリーンキャストが掲載されています。

MAD Skills で連載しているコンテンツは、YouTube の MAD Skills プレイリストMedium のブログ記事(英語)、またはすべてのリンクが掲載されているランディング ページからご確認ください。


AndroidX

AndroidX ライブラリで、たくさんの最新増分リリースが公開されています。以下のような重要な安定版リリースが含まれていますのでご確認ください。

  • Autofill 1.1.0: このバージョンには、Android 11 で導入された新しいインライン サジェスチョン機能のいくつかを有効にする API が含まれています。

  • Biometric 1.1.0: このバージョンには、Android 11 の生体認証をサポートする機能と API が追加されています。このリリースではかなりの書き直しが行われ、ライブラリのフットプリントのアプリサイズがかなり小さくなっています。その課程で、他のさまざまな改善や修正も行われています。

  • Transition 1.4.0: このバージョンでは、AndroidX の遷移に利用できる KTX(Android Kotlin エクステンション ライブラリ)API が追加されます。

  • WorkManager 2.5.0: このリリースでは、新機能に加え、複数のプロセスを扱うアプリのための新しい work-multiprocess アーティファクトが追加されます。さらに、最新の Canary バージョンの Android Studio(Arctic Fox)で新しい WorkManager ツールがサポートされます。このリリースの詳細については、WorkManager の記事をご確認ください。次のセクションにリンクが掲載されています。

その他の最近公開されたブログ記事と動画

Hilt の ViewModelComponent

Manuel Vivo が投稿した新しいブログ記事(英語)で、Hilt の階層中に存在する新しい ViewModelComponent について説明しています。ViewModelComponent を使うと、型を特定の ViewModel にスコープさせることができます。一方、ActivityRetainedComponent のスコープ付き型は、すべての ViewModel で共有されます。

WorkManager 2.5.0

Ben WeissWorkManager ライブラリの最新リリース、バージョン 2.5.0 に関するブログ記事を公開しました。このリリースでは、マルチプロセス アプリで WorkManager を簡単に使えるようになります。合わせて、バグの修正や一般的な改善も行われています。

MotionTags


MotionTags は、MotionLayout API の特定の領域を徹底解説するスクリーンキャスト動画集です。シリーズの最後の 2 つのエピソードが最近投稿されました。

KeyTimeCycle

このエピソードでは、以前公開した KeyCycle を解説している動画の続きとして、複雑なアニメーションの作り方を説明しています。

KeyTrigger

シリーズ最後のエピソードでは、KeyTrigger を取り上げています。これを使うと、アニメーションの状態(「トリガー」)に応じて発生するコールバックを通して、アプリでアニメーションを制御できます。

ADB (Android Developers Backstage) ポッドキャスト 新エピソード

前回の Now in Android 以降、Android Developers Backstage に新しいエピソードが投稿されています。以下のリンクまたはお気に入りのポッドキャスト クライアントでご確認ください。

ADB 155: WindowManagerManagers

今年最初の Android Developers Backstage では、WindowManager チームの Wale Ogunwale と Rob Carr から話を聞きました。WindowManager の歴史(と複雑さ)、そして最新の進展やこの先実現する機能について話しています。

またお会いしましょう

今回は以上です。次回も Android デベロッパーの世界の最新アップデートをお届けします。お楽しみに。


Reviewed by Yuichi Araki - Developer Relations Team and Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC