この記事は Suzanne Frey による Android Developers Blog の記事 " Preparing for Google Play’s new safety section " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
本日は、Google Play に追加されるセーフティ セクションについて、詳しい情報をお伝えします。Google では、ユーザーがオンラインで安全に過ごせるようにするために、デフォルトで安全で、プライバシーを考慮した設計となっており、ユーザーがデータをコントロールできるプロダクトを提供することが必要だと考えています。今回新たに追加されるセーフティ セクションは、デベロッパーにアプリの全体的な安全性を簡単に明示できる方法を提供します。また、ユーザーがアプリをインストールする前に、プライバシーやセキュリティの慣習に関する詳しい情報を提示したり、アプリが収集するデータやその理由を説明したりできます。
セーフティ セクションの情報は、Google Play ストアのすべてのアプリで必須になります。デベロッパーの皆さんがこの措置に対して準備をする十分な期間を設けるため、この新機能のデータの種類の定義、ユーザージャーニー、ポリシー要件について詳しくお伝えします。
これらの画像は方向性を示すものであり、変更される場合があります。
ユーザーには、アプリのストア掲載情報ページに、新しいサマリー欄が表示されます。そこには、アプリが収集または共有するデータについてのデベロッパーによる説明のほか、安全性に関連する以下のような情報が表示されます。
サマリーをタップすると、以下のような詳細情報が表示されます。
これらの機能をデザインするうえで、デベロッパーの皆さんがデータを扱う状況や、アプリがデータを自動収集するのか収集は任意なのかについて、より詳しくユーザーに伝えたいと考えておられることが、わかりました。また、ユーザーは収集されるデータが他社と共有されているかどうかや、その理由について理解したいと思っていることも、わかりました。
Google は、デベロッパーの皆さんと連携し、デベロッパーとユーザーの双方にとって最適な体験を設計できるように努めていますので、今後、最終的なデザインは変更される可能性があります。
本日、新しいユーザーデータ ポリシーについて発表しました。このポリシーは、ユーザーの透明性を向上させ、データがどのように収集、保護、利用されるかについて、十分な情報に基づいてユーザーが選択できるようにすることを念頭に置いて設計されました。
これは、Google 製アプリも含め、Google Play で公開されているすべてのアプリに適用されます。
デベロッパーの皆さんが準備をするにあたり、十分な時間とリソースを提供したいと考えています。
スケジュール(日付は変更される可能性があります)
2021 年 10 月より、デベロッパーは Google Play Console 上で情報の申告を行い、審査を受けることができます。本件に関して、デベロッパーの皆さんが作業を行っている途中で質問が生じる可能性もありますので、お早めに準備を開始されることをお勧めします。そして、2022 年初頭に、すべてのユーザーが Google Play で新しいセーフティ セクションを利用できるようになります。
この準備に向けて、アプリの確認を行ったり、複数のチームと調整を行う関係で、さらに準備に時間が必要になるデベロッパーもいらっしゃると思います。そこで、新規・既存のアプリのこのセクションの掲載情報の承認を得る期限を 2022 年 4 月とします。セクションが承認されていない場合、新しいアプリの送信やアプリのアップデートは不承認となる可能性があります。
2022 年初頭に、Google Play のセーフティ セクションがユーザーに公開される時点で、アプリの情報が承認されていない場合、掲載情報がない旨が表示されます。
今後数か月間で、具体的な日付などのガイダンスを提供する予定です。この機能をともに構築し、Google Play が誰にとっても安全で、信頼できるアプリとゲームの提供元であり続けるため、ご協力いただきますよう、お願いします。
Reviewed by Konosuke Ogura - Trust & Safety - Play & Android, Global Content Operations Lead, Naoki Oyama - Developer Support Lead, Google Play, APAC and Tamao Imura - Developer Marketing Manager, Google Play