この記事は Madan Ankapura による Android Developers Blog の記事 " Building apps for Android Automotive OS " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
2022 年 1 月 27 日、Car App Library のバージョン 1.2 ベータ版が公開されたことをお知らせします。これにより、アプリ デベロッパーの皆さんは、Android Automotive OS 向けにナビゲーション、駐車場、充電スポットのアプリ開発を始めることができるようになります。
現在、デベロッパーの皆さんは、これらのカテゴリのアプリについて、Automotive OS エミュレータを使って構築とテストを始めることができます。Android Automotive OS と Android Auto の両方が対象となります。V1.2 ベータ版でのすべての変更点のリストは、リリースノートをご覧ください。自動車用のアプリ開発を始めるには、最新版のデベロッパー ドキュメント、自動車向けアプリの品質ガイドライン、デザイン ガイドライン (英語) をご覧ください。
以前 (英語) お知らせしましたが、Polestar 2 や Volvo の自動車を運転している方は、Google グループに参加し、Google Play ストアでご自分の Gmail アカウントを使って各アプリのベータ版をオプトインすると、充電スポット(ChargePoint、PlugShare)、駐車場(Spothero、Parkwhiz)、ナビゲーション(Flitsmeister、Sygic)のアプリをダウンロードできます。これらのアプリは、Car App Library を使って開発されています。
Android Automotive OS 上の Car App Library アプリは、各自動車の他のエクスペリエンスと一貫性を保つように自動的にレンダリングされます。デベロッパーがなんらかの作業を追加で行う必要はありません。次に例を示します。
Polestar 2
Volvo
Polestar 2 の設定、PlugShare でラベル付きのオン / オフ スイッチを表示
Volvo の設定、PlugShare でスライディング スイッチを表示
Polestar 2 での SpotHero のログイン画面
Volvo での SpotHero のログイン画面
Android Automotive OS でのアプリのカスタマイズ例
ナビゲーション以外では、ライドシェアのドライバは車の中で長い時間を過ごすため、車の画面でライドシェア関連のアプリを安全に使えるようになれば、メリットになります。今後数か月のうちに、Lyft や Kakao Mobility のドライバ向けアプリを車内で体験できるように、両社と連携して作業を進めています。
GPS マップが表示された車の画面のイメージと Lyft のロゴ
もう 1 つ、うれしいお知らせがあります。すべての有名スポットアプリを含めるように、サポートを拡大しているところです。これにより、充電スポットや駐車場だけでなく、観光名所などをマップ上で見つけたり、探したりするほか、場合によってはその場所へナビゲーションできるアプリを実現できます。早期アクセス パートナーとして、MochiMochi、Fuelio、Prezzi Benzina、NAVITIME JAPAN と連携しています。
今後の早期アクセスプログラムに参加したい方は、こちらのフォーム (英語) から登録してください。g.co/androidforcars にアクセスして、Android for Cars App Library をさっそく使ってみてください。