この記事は Dan Galpin による Android Developers Blog の記事 " 3 things to know about Android Privacy, Platform & Security from Google I/O'22 " を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。※一部 I/O 関連記事の翻訳が遅れております。内容が前後してしまい、申し訳ありません。
Google I/O では実にさまざまなことが紹介されましたが、その中でプライバシー、セキュリティ、Android プラットフォームに関して大きな発表がありました。以下で説明しますが、ぜひ YouTube (英語) でこのトピックのプレイリストもご覧ください。
2022 年 4 月に、Android のプライバシー サンドボックスの初めてのデベロッパー プレビュー (英語) 版を公開したので、SDK ランタイムと Topics API をいち早く確認できます。これは、無料のコンテンツやサービスへのアクセスを危険にさらすことなく、ユーザーのプライバシーを強化した新しい広告ソリューションの実現に向けた仕組みです。
これら新技術の予備テストをして、どのようにソリューションに採用できるかを評価してください。そしてフィードバックの提供をお願いします。詳しくは、Android のプライバシー サンドボックスの概要 (動画/英語) を説明したセッションをご覧ください。
新しい Google Play SDK Index は、特によく使われる 100 以上の商用 SDK を掲載したパブリック ポータルです。SDK がリクエストするアプリのパーミッション、使われているアプリの統計情報、最もよく使われている SDK のバージョンといった情報が含まれており、SDK がビジネスやユーザーにとって適切かどうかを評価できます。Android Studio Electric Eel では、Google Play SDK Index に基づいた依存関係インサイトを見ることができます。ライブラリの作成者が特定のバージョンに「古いバージョン」のマークを付けている場合、その依存関係定義を確認しようとすると、対応する lint 警告が表示されます。ブログ記事を確認し、Google Play の新機能 (英語) や Android 開発ツールの新機能 (英語) についてのセッションを視聴しましょう。
Android 13 の 2 回目のベータ版が公開 (英語) されています。アプリごとの言語設定のサポートやテーマ別アプリアイコンなどの Android 13 の機能でアプリを強化できます。システムの「戻る」の基本 (動画/英語) についてのセッションでは、Android 13 の新しいオプトイン API について説明しています。この API により、「戻る」を扱うことを事前にシステムに伝えることで、予想可能でスムーズな「戻る」操作を実現できます。
ユーザーのプライバシーを中心としたアプリの開発 (動画/英語) についてのセッションは、新しい通知パーミッション、プライバシーを保護する写真ピッカー、近くのデバイスとのペア設定やメディア ファイルへのアクセスの際の権限の改善など、アプリをプライバシーとセキュリティの最新機能に対応させる際の参考になります。
Android メディアの新機能 (動画/英語) に関するセッションは、HDR 動画や Bluetooth LE オーディオなどの最新の標準を組み込む際に役立ちます。また、Android カメラの新機能 (動画/英語) に関するセッションでは、動画キャプチャや WYSIWYG カメラ コントロールのサポートなど、現在 CameraX で行っていることの「スナップショット」についてお話しします。
こちらから Pixel デバイスを登録すると、すぐに試すことができます。Android 13 ベータ版は、ASUS、Lenovo、Nokia、OnePlus、Oppo、Realme、シャープ、TECNO、Vivo、Xiaomi、ZTE など、さまざまなデバイスでテストできます。詳しくは developer.android.com/13 (英語) をご覧ください。
ここで紹介したのは、私たちが行っている Android プラットフォーム、ユーザーのプライバシー、セキュリティの改善のごく一部です。詳しくは、プレイリスト (動画/英語) をご覧ください。