2. ランキングと品質の改善
大画面ならではの高品質アプリをおすすめするため、ランキングにいくつかの変更を加え、Google Play 全体の品質を高めます。大画面アプリの品質に関するガイドラインに準拠するアプリやゲームは、検索やアプリとゲームのホームで、より上位にランキングされるようになります。そのため、適切にサイズ変更されるアプリ、レターボックス表示を避けるアプリ、縦向きと横向きの両方に対応したアプリを見つけやすくなります。今後、このような基準はエディターのおすすめやその他の厳選されたコンテンツや記事でも考慮されるので、最適化されたアプリは、注目を集める新たなチャンスを得ることになります。
2022 年には、Googel Play のデバイスごとの技術品質基準を満たさないアプリやゲームに対し、アプリの掲載情報での警告表示や表示機会の削減することもお知らせしました。これは、スマートフォン向けの技術品質要件を大画面に拡張するもので、デバイスでユーザーが認識するクラッシュ発生率が 8%、またはユーザーが認識する ANR 発生率が 8% に達しているアプリとゲームが影響を受けます。
この警告はアプリの詳細ページに表示されます。警告の目的は、アプリの表示や動作がユーザーのデバイスでどのようになるかを想定できるようにすることにあります。以上の変更は、8 月下旬にロールアウトを始める予定です。そのため、Google Play Console の Android Vitals や Reporting API でアプリの安定性指標を確認して改善する時間はまだあります。
さらに、ユーザーが前もってアプリ内体験を細かく把握できるように、アプリとゲームのホームで皆さんの Google Play ストアの掲載情報アセットを直接紹介する機会を増やします。
新しいコンテンツ表示形式では、アプリをインストールするかどうかの判断に役立ててもらうため、フォーム ファクタ固有のスクリーン ショット、動画、説明を通じてアプリ体験のプレビューが表示されます。この変更の一環として、コンテンツの品質に関するガイドラインに準拠した大画面向けアセットを含むアプリが、この高度な形式を活用して Google Play ホームページで多くの画面スペースを利用できるようにします。大画面アセットを検査する方のために、アプリを目立たせるために役立つベスト プラクティスをいくつか紹介します。
フォーム ファクタごとに異なるスクリーン ショットをアップロードします。アプリやゲームの体験がどのようなものかを想定できるように、コア機能やコンテンツに注目した実際のアプリ内体験やゲーム内体験を紹介します。
高品質イメージを適切なアスペクト比で利用します。
テキストを含むスクリーン ショットや、有効期限があって頻繁に更新しなければならない内容は多用しないようにします。
デバイスの画像を含めることはおすすめしません。すぐに古くなったり、一部のユーザーが身近に感じることができない可能性があるからです。
こちらの quality hub (英語) には、高品質なアプリを開発するために役立つその他のヒントやガイドラインが掲載されています。
3. Google Play ストアのナビゲーションの効率化
さらにシームレスなブラウジングを実現するため、大画面の Google Play ストアのナビゲーションを簡素化し、左側のナビゲーション レールに移動しました。これにより、メニュー項目がユーザーの親指に近くなり、押しやすくなります。デバイスを横向きに持つ場合は特にそうです。
また、ユーザーが便利な人気アプリを見つける際に役立つように、Google Play ストアの具体的な領域を探しやすくしています。たとえば、ランキングとカテゴリのセクションをアプリとゲームのホームに移動しました。子どもと共有されることが多いタブレットと Chromebook では、子ども向けを主要タブに含めています。
4. 分割画面による検索
最後に、新しい検索操作についてお知らせします。これにより、検索結果ページの中で、アプリを簡単に見つけたり比較したりできるようになります。
分割画面よる検索操作を大画面に導入し、検索結果とアプリの詳細ページを左右に並べて表示します。新しいアプリを探す際に画面を行ったり来たりすることがなくなるので、検索プロセスが効率化されます。
以上の変更点は、今後数週間のうちにロールアウトが始まる予定です。これは、大画面にぴったりの Google Play ストア体験を構築する旅の始まりです。アプリデザイン ギャラリーには、高品質な大画面アプリのためのインスピレーションやサンプルが掲載されています。また、Google I/O でのアプリの品質に関する最新セッション (動画/英語 - 日本語の自動字幕あり) もご確認ください。
Reviewed by Mari Kawanishi - Developer Marketing Manager, Google Play