最近公開されたブログ記事と動画
Hilt で Android に依存性を注入
Manuel Vivo が、新しい Hilt ライブラリによる
Android への依存性注入に関する記事を投稿しています(Hilt の詳細は、前述の AndroidX セクションを確認するか、この記事をお読みください)。
Jetpack の新機能
Florina Muntenescu が投稿した
こちらの記事は、Android 11 プレイリストの一部として投稿された
Yigit Boyar の
動画の拡張版で、Hilt、Paging 3、Autofill、SeekableAnimatedVectorDrawable などの最新ライブラリの概要と、Android Studio で Database Inspector を使って Room アプリ、WindowManager、MotionLayout をデバッグする方法について説明しています。また、既存ライブラリの新機能も紹介しています。たとえば... と思いましたが、おそらく直接記事を読んでいただく方が早いでしょう。
Android Studio によるデバッグ
Android Studio チームの
David Herman が、チームから集めたデバッグのヒントに関する
記事を投稿しています。この記事では、今すぐ使えるテクニックがたくさん紹介されています。なお、この記事は、2019 年 10 月に開催された Android Developer Summit のプレゼンテーションに基づいています。こちらの動画でも同じ内容をご説明しています。
- ほしい情報のみを確認できるように、logcat のフィルタを設定する
- (再起動してデバッガを使うのではなく)既に実行されているアプリにデバッガをアタッチする
- ブレークポイントに関するいくつかのヒント
- コードのどの部分かを突き止める際に役立つスタックトレース分析
- その他多数!(本当です。たくさんのヒントが詰まったとても長ーい記事です)
System Trace
Yi Yang が、Android Studio の
System Trace ツールの最新の改善点についての記事を投稿しています。
System Trace は、systrace ツールの Android Studio 版です。これは、難しいパフォーマンスの問題を分析する際に、私たちが何年もの間内部的に使ってきたツールです。systrace を使うと、アプリ内のすべてのスレッドによる処理の詳細や、システム全体で他に起きていることについての情報を確認できます。System Trace では、この情報を IDE から直接確認できます。
System Trace は、systrace 用のすっきりした UI を実現するために作成したもので、結果の取り込みと視覚化の両方を簡単に行えるようになっています。この 2 つの systrace のバージョンの大きな違いとして、systrace の出力はブラウザで確認するのに対し、System Trace は Android Studio に統合されています。また、System Trace(Studio 版)はデバッグしているアプリの情報のみが含まれ、システムで実行されている他のプロセスの情報は含まれません(ただし、顕著な例外として、SurfaceFlinger プロセスの一部の情報が含まれます。これはアプリのレンダリング パイプラインと密接に連携して動作するので、レンダリング パフォーマンスの問題の分析に役立ちます)。System Trace では、最新の計測テクノロジーのメリットを受けるために、API 28 以降で内部的に
Perfetto を使っています。
具象化
Murat Yener は、
消去されたものを具象化の記事の動画バージョンを投稿しています(
Now in Android 第 19 号でご紹介しました)。
最近公開されたドキュメント
Jetpack
Jetpack に新しい
ランディング ページができました。Jetpack の概要のほか、この巨大なライブラリ スイートの最新の開発情報も含まれています。
Modern Andoird Development(最先端の Android 開発)
Modern Android Development とは、最高の Android アプリを作るためにすべての Android デベロッパーが採用すべきだと私たちが考える一連の技術です。API、ツール、言語、配布メカニズムなどが含まれています。これについては、過去数年間にわたり何度かお話ししてきましたが、私たちがこのフレーズで意図することをさらに具体的に定義する時期が来たようです。
新しいランディング ページは、さらに詳しい説明に加えて、機能を使い始めたり、(多くの方が多くの機能を既に使っているので)開発ライフの中で活用の幅を広げたりする際に役立つ便利なリンクが含まれています。
ADB (Android Developers Backstage) ポッドキャスト 新エピソード
前回の Now in Android 以降、Android Developers Backstage に新しいエピソードが投稿されています。以下のリンクまたはお気に入りのポッドキャスト クライアントでご確認ください。
ADB 142: 機械学習の学習
Tor Norbye と私が、Android の機械学習について
Hoi Lam と Matej Pfajfar に話を聞きました。ML Kit、TensorFlow Lite、転移学習、フェデレーション ラーニング、ML モデル バインディング、Android Neural Networks API などについて学ぶことができます。
ADB 141: 会話についての議論
Tor Norbye、
Romain Guy と私が、Android 11 の人中心の新機能である会話について、System UI チームの Julia Reynolds と Stefan Franks と議論しました。通知シェードの上の専用スペースに会話通知が表示されます。この機能は、バブル機能と連携して動作することに注意してください。バブル機能については、最近
Episode 140: Bubbles! でお話ししています。
またお会いしましょう
今回は以上です。次回も Android デベロッパーの世界の最新アップデートをお届けします。お楽しみに。
Reviewed by
Yuichi Araki - Developer Relations Team and Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC