この記事は Chet Haase による Android Developers - Medium の記事 "Now in Android #35" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Android 開発の最新ニュースやトピックをご紹介する Now in Android。今回は Jetpack Compose ベータ版、#AndroidDevChallenge、Android 12、WorkManager、Android for Cars ライブラリ、RecyclerView、コルーチン、最新のポッドキャスト エピソードなどをご紹介します。
今回の Now in Android は、動画とポッドキャストでもお届けします。内容は同じですが、読む量は少なくて済みます。この記事版(そのままお読みください!)には、取り上げているすべてのコンテンツへのリンクが掲載されていますので、ぜひご覧ください。
下のリンクをクリックするか、お気に入りのクライアント アプリでポッドキャストをサブスクライブしてください。
公開です!ついに公開です!Jetpack Compose が 2 月 24 日(日本時間 2 月 24 日)にベータ版としてリリースされました!このリリースを祝して、#TheAndroidShow を開催しました。Jetpack Compose の機能概要とライブ Q&A、そしてデモを通して、この新しいツールのリリースがなぜ待ち望まれていたのか理由をご紹介します。
日本語字幕に対応しています。ぜひ日本語に切り替えてご覧ください。
Jetpack Compose は未来の Android 向け UI ツールキットで、ネイティブ Android アプリを短時間で簡単に作成できるように設計されています。このライブラリの作業は、2019 年の Google I/O で Compose を発表して以来、オープンソースで進めてきました。昨年 8 月にアルファ版のマイルストーンに到達したばかりですが、2 月 24 日にベータ版になりました。
ベータ版は大きな成果で、プロダクトの安定化を継続するために必要な API が安定版であることを示しています。 Compose に関する多数の情報が既に公開されています。使い方を学び、今年中に 1.0 が完成したときにアプリで利用できる準備を整えるためにご活用ください。
まずは、こちらのブログ記事をご確認ください。Jetpack Compose に関するあらゆる情報や、詳しく学習する際に役立つ関連情報へのリンクが掲載されています。
また、Jetpack Compose のさまざまな機能の使い方を説明した動画とスクリーンキャストもまとめてあります。
もちろん、実際にコードを触ってみることもできます。サンプルや新しい学習 Pathway の Codelab も更新されているので、忘れずにご覧ください。
さらに、デベロッパー サイトにアクセスすると、アップデートされた最新のドキュメントを確認できます。Jetpack Compose を使い始める方法など、あらゆる情報へのリンクが掲載されています。
Android の歴史は、1.0 リリース 1 年前 の 2007 年に開催した、デベロッパー チャレンジによって始まりました。ですので、 Android 開発の世界にクールな新機能が登場するとき、その様なチャレンジが企画されることは別に不思議なことではないでしょう。
そして、Jetpack Compose がベータ版になった今こそ、もう一度チャレンジを開催すべきだと考えました。今回は、4 週間にわたって毎週 1 回ずつチャレンジを実施し、Pixel 5 を含む 1000 個以上の賞品をご用意しました。詳しくは、初回のブログ記事や 第 2 週のチャレンジ以降のブログ記事、そして#AndroidDevChallenge の ウェブサイトをご覧ください。そして、ぜひこれからも Compose でコードを書いてみてください!
またこの季節がやってきました。桜の花が咲き始め、少しずつ暖かくなり、カリフォルニアは 11 月まで雨が降らなくなります。そして、次期バージョン Android 最初のデベロッパー プレビュー をリリースしました!
今回のリリースの概要はブログ記事(日本語)に掲載されています。プライバシーやセキュリティの向上、メディアのトランスコードや AVIF イメージのサポートといったグラフィック機能など、さまざまな内容が含まれています。
さらに、Android 12 プレビュー サイトでは、動作の変更点、新機能と新しい API などを詳しく説明しています。最も重要なことは、新しいリリースで皆さんのアプリを試し、何か問題があればフィードバックを送っていただくことです。早い段階でプレビューをリリースする意味のすべてはそこにあり、最終プロダクトの公開までに完成度を上げることが目的です。
もちろん今回のリリースは、最終リリースに向けてこの先も多くの段階が待ち受ける中、第 1 歩を踏み出したに過ぎません。今後もリリースを重ねて、機能や修正の数を増やしていきますので、ご期待ください。
Android 12 は最終リリースに向かって進行中、今後のリリースに注目
最先端の Android 開発に関する技術コンテンツを扱う MAD Skills シリーズが続いています。
今週より、MAD Skills で次のミニシリーズが始まり、Ben Weiss がその概要についてお話ししています。
WorkManager の基本: 最初の技術コンテンツとなるこのエピソードでは、Caren Chang が WorkManager の基本について解説しています。ここでは、WorkManager を使って画像をぼかす例を紹介します。コードは、WorkManager Codelab から確認できます。
連載中のコンテンツは、YouTube の MAD Skills プレイリスト、Medium の記事、またはすべてのリンクが掲載されているランディング ページからご覧いただけます。
新しい API Android for Cars App Library が登場します。現在はベータ版で、クローズド ソースの com.google.android.libraries.car.app の機能が元になっていますが、現在はオープンソースとして AndroidX で利用できます。
この API を使うと、Android Auto で動作するナビゲーション、駐車場、充電スポットのアプリを開発できます。ドライバー ディストラクション基準を満たし、画面フォーム ファクタや入力の違いなどの細かい点に対応してくれるテンプレートが提供されるので、開発が簡単になります。
ブログ記事(英語)と、ガイドを確認し、ライブラリを使って新しいアプリ体験を実現しましょう。
RecyclerView を扱う連載シリーズの最終回として、Meghan Mehta が ConcatAdapter を使って RecyclerView のヘッダーを実装する方法を解説します。
マルチスレッド プログラミングは厄介かもしれませんが、正しく行うことが重要です。Kotlin デベロッパーには、同時実行コードを簡単に書く方法として、コルーチンの使用をお勧めします。ただし、コルーチンを初めて使う方や、コルーチンを正しく効果的に使う方法についてアドバイスがほしい方は、こちらの新しいドキュメントをご覧ください。
新しいガイドに Kotlin のコルーチンで開発するためのベスト プラクティスをまとめました。
前回の Now in Android 以降、Android Developers Backstage にいくつかのエピソードが投稿されています。以下のリンクまたはお気に入りのポッドキャスト クライアントでご確認ください。
私は歴史にまつわる ADB エピソードが大好きです。なぜそのような仕組みになっているのかという深い謎に包まれた秘密に迫ることができるからです。今回は、Tor と Romain と私が、1.0 が登場するかなり前という初期の Android チームに関わっていたエンジニアの 1 人、Dan Bornstein に話を聞きました。Dan は、現在の Android Runtime(ART)の前身となる Dalvik ランタイムの作成に携わったメンバーです。Dalvik におけるいくつかの設計上の決断のほか、ランタイム、ガベージ コレクタ、パフォーマンスなど、ありとあらゆるテクノロジーに関するトークが登場します。
皆さんのお声をお待ちしています。今回は、Tor Norbye と Romain Guy と私が、Android Developers Backstage を改善するためにできること、またはしないことについて話します。
アンケートフォームから皆さんのご意見、ご感想をお知らせください。
今回は以上です。次回も Android デベロッパーの世界の最新アップデートをお届けします。お楽しみに。
Reviewed by Yuichi Araki - Developer Relations Team and Hidenori Fujii - Google Play Developer Marketing APAC