この記事は Chet Haase による Android Developers - Medium の記事 "Now in Android #37"を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
Android 開発の最新ニュースやトピックをご紹介する Now in Android。今回は Android 12、MAD Skills WorkManager、AndroidX、最新のポッドキャスト エピソードなどをご紹介します。
今回の Now in Android は、動画とポッドキャストでもお届けします。内容は同じですが、読む量は少なくて済みます。この記事版には、取り上げているすべてのコンテンツへのリンクが掲載されていますので、ぜひご覧ください。
下のリンクをクリックするか、お気に入りのクライアント アプリでポッドキャストをサブスクライブしてください。
Android 12 の 2 回目のデベロッパー プレビュー が公開されています。また、4 月 7 日(日本時間 4 月 8 日)にはパッチ リリース の DP 2.2 を公開しました。
デベロッパー プレビュー 2 でリリースした新機能の概要は、ブログ記事でご紹介しています。ピクチャー イン ピクチャーの改善、ぼかしや色フィルタなどの強力なグラフィック効果を簡単に実現できる新しい RenderEffect API などが含まれています。
また、デベロッパー ドキュメントにもいくつか改善を加えました。
Android 12 プレビュー の Web サイトには、動作の変更点、新機能と新しい API などの情報を掲載しています。新しくリリースしたバージョンでぜひ皆さんのアプリのテストをお願いします。何か問題があればフィードバックをお送りください。デベロッパー プレビューをリリースすることで、皆さんからのフィードバックをより多く集め、最終プロダクトの公開までに完成度を上げていきます。
最終リリースに向けて作業が進むにつれて、機能や修正が増えていきます。今後のリリースにもご期待ください。
最先端の Android 開発に関する技術コンテンツを扱う MAD Skills シリーズが続いています。ミニシリーズとして取り上げてきた WorkManager から今回も最新情報をお知らせします。
Firebase JobDispatcher や GCMNetworkManager API をまだ使っている場合は、どちらも非推奨となってますので、今こそ移行のタイミングです。このエピソードでは、WorkManager を使うようにコードを移行する方法について、Caren Chang が解説しています。動画に加えて、Firebase JobDispatcher と GCMNetworkManager から移行する方法についてのガイドも忘れずにご覧ください。
Hugo Visser さんが、健康管理アプリで WorkManager を使ってスケジュールを設定し、定期的にデータをダウンロードして処理する方法について解説しています。さらに、いくつかのデバイスで問題を発見し、その問題を送信したところ、最新リリースの WorkManager でバグが修正されたことにも触れています。
WorkManager シリーズの最後のエピソードでも、WorkManager のエキスパートを招いてリアルタイム Q&A を行いました。私のほかに、Ben Weiss とこのシリーズの進行役である Caren Chang、そして Sumir Kataria と WorkManager の担当エンジニア Rahul Ravikumar が参加しました。この API について、できる限り多くの質問にお答えしています。
連載中のコンテンツは、YouTube の MAD Skills プレイリスト、Medium の記事、またはすべてのリンクが掲載されているランディング ページからご覧いただけます。
Fragment 1.3.2、Activity 1.2.2、Lifecycle 2.3.1 など、いくつかの AndroidX のバグ修正版を安定版としてリリースしました。最初のアルファ版リリースになったばかりですが、いくつかの新ライブラリも登場しました。
Oboe は、さまざまな Android リリースやデバイスで高パフォーマンス、低レイテンシ(遅延)のオーディオを実現するネイティブ ライブラリです。昨年 4 月には、ADB ポッドキャストで Oboe のエンジニアから話を聞きました。そして現在、Oboe は Games SDK に統合されています。Daniel Galpin が Android Developers ブログに新しい記事(英語)を投稿しました。プロジェクトに Oboe を追加してコードから利用する方法について詳しく説明しています。
Manuel Vivo が、Lifecycle 2.4.0-alpha01 の新しい API を紹介するブログ記事(英語)を公開しました。この API を使うと、UI レイヤーから安全に Kotlin Flow を使用できます。
Nicole Borrelli が、PendingIntent を正しく使う方法と、これを使うべきタイミングについてのブログ記事(英語)を投稿しました。これはタイムリーな話題です。次のリリースで行われるセキュリティ関係の変更により、Android 12 をターゲットとしたアプリで PendingIntent の可変性についての宣言が必須になるからです。
ユニット 4 が始まります。他のコースもご覧ください!
Android 開発の基本と Kotlin プログラミングを学びたい方向けのコース、Android Basics in Kotlin で、ユニット 4: インターネットへの接続が公開されました。この新しいコンテンツでは、Kotlin コルーチンのコードを書きつつ、ネットワーク データを扱う Retrofit や Coil などの重要なライブラリの使い方を学習します。
今まで Blogger で公開していた ADB が終了しました。そして、Android Developers Backstage の新しい Web サイトを公開し、新しいフィード、そして素敵な新しいロゴを作成しました。この変更は現在の ADB サブスクライバには影響しません。フィードはリダイレクトされるので、再度サブスクライブする必要はありません。しかし、今後のエピソードのメモを参照したい場合は、adbackstage.libsyn.com をご確認ください。
新しいサイトとフィードに投稿された最初のエピソードは、長年にわたり独立系の Android アプリ デベロッパーとして活躍している Chris Lacy さんへのインタビューです。Chris さんがアプリをどのように実装したのか、またその過程で Android のプログラミングや API についてどのようなことを学んだのか、Romain と私が話を聞きました。
次回も Android デベロッパーの世界の最新アップデートをお届けします。お楽しみに。