この記事は Paul Feng による Android Developers Blog の記事 " Continuing our Commitment to User Choice Billing" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
ユーザーとデベロッパーの皆さんにより多くの柔軟性と選択肢を提供するために継続的に進化してきた Android の長い歴史に沿って、ユーザー選択型決済の試験運用プログラムを通じて、Google Play の課金オプションの拡大を検討し始めることを今年初めに発表しました。アプリ内課金用の代替的な課金システムを提供するには、ユーザーの手に委ねることが最良だという信念が、この試験運用プログラムの根底にあります。
試験運用プログラムに参加されている方々は、所定の国のユーザーに対して、Google Play の課金システムに加えて、その他の代替的な課金システムを提供できるようになります。私たちのゴールは、安全でポジティブなユーザーエクスペリエンスを維持しながら、世界中のデベロッパーとユーザーの皆さんが、ユーザー選択型決済をサポートする際に伴う複雑さを理解することです。この試験運用プログラムは、私たちが、さまざまな実装をテストして繰り返したり、デベロッパーやユーザーからプログラムの体験に関する洞察を集めることで、このプログラムをどのように進化できるかを決断できます。
ユーザー選択型決済の試験運用プログラムの詳細はこちら
この試験運用プログラムを発表した際に、最初のパートナーとして Spotify と協業することをお伝えしました。私たちは、Spotify と密接に連携をしており、今週からユーザー選択型決済の初期テスト導入が一部の国の Spotify ユーザーに対して開始されたことを嬉しく思っています。私たちは、Spotify での反復を通して、この体験がさらに進化していくと信じています。この取り組みの展開の詳細については、こちらの Spotify からの発表をご覧ください。
また、Bumble がユーザー選択型決済の試験運用プログラムに参加してくれたことも嬉しい限りです。今後数か月中に、一部の国でアプリ内での選択が可能になるものと思われます。
さらに、世界中のデベロッパーからの関心を受け、2022 年 9 月には、ゲーム以外のアプリを開発するすべてのデベロッパーの皆さんの試験運用プログラムへの参加が可能となりました。現時点での UX ガイドラインを含む参加条件や要件の詳細を説明し、ユーザー選択型決済をまずオーストラリア、インド、インドネシア、日本、欧州経済地域のユーザーに提供することを発表しました。
デベロッパーやユーザーの皆さんからの好意的な反応と初期のフィードバックに基づき、アメリカ、ブラジル、そして、南アフリカのユーザーにもこの試験運用を拡大することを 2022 年 11 月 11 日 (日本時間) に発表しました。
参加しているデベロッパーは、35 カ国以上でユーザー選択型決済の展開が可能
この試験運用プログラムはまだスタートしたばかりですが、私たちは、開始直後にいただいた反応に勇気づけられています。今後、パートナーの皆さんとの協力関係の構築を継続しながら、より多くのユーザーにユーザー選択型決済を展開し、さらに多くの情報を共有できることを楽しみにしています。試験運用プログラムの参加条件、要件、参加方法などの詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。
Reviewed by Tamao Imura - Developer Marketing Manager, Platforms and Ecosystems